薪ストーブを安全に使用するためには煙突掃除が欠かせません。
最近、薪ストーブ生活が始まった人や、これから薪ストーブを設置しようと考えている人の中には、
- 煙突掃除ってどれくらいの頻度で行ったらいいの?
- 煙突掃除ってどうやってするの?
- 必要な道具は?
こんな疑問を持たれている人がいると思います。
僕も初めての時はどうしていいか、わかりませんでしたよ
今回はこの中から、「煙突掃除の頻度」について解説します。
この記事を読めば、薪ストーブの掃除を1年に何回行えばいいか分かります。
掃除の頻度は決まっていない!?
掃除は1年に何回したらいいの?
僕の家では1年に1回、シーズンオフの9月頃行ってるよ
でも、掃除の頻度は決まっていないんだ
掃除の頻度は各家庭によって異なります。
それはなぜかと言うと、
- 煙突の形状、設置状況が違う
- 薪ストーブの使用状況が違う
- 使用する薪の種類が違う
それでは、順番に解説していきます。
煙突の形状、設置状況が違う
煙突の形状による違い
煙突の形状は下の2つになります。
- 断熱二重管煙突・・・断熱効果が高く、煤やタールが溜まりにくい Good
- シングル管煙突・・・外気で冷めやすく、煤やタールが溜まりやすい Bad
煙突の選び方は、こちらも参考にしてください。
煙突の設置状況による違い
煙突の設置状況は大きく下の2つに分けられます。
- 屋根出し・・・ドラフトが強く良く燃える為、煤やタールが溜まりにくい Good
- 壁 出 し・・・ドラフトが弱く、煤やタールが溜まりやすい Bad
僕の家は平屋風なので真っすぐ屋根出しです
壁出しは二階建ての家に多いイメージですね
煙突を真っすぐ設置できない事情も様々あると思いますが、煙突は真っすぐ設置すれば、コストも安く、良く燃え、掃除が楽です。
断熱二重管煙突の屋根出しは煤やタールが溜まりにくい
薪ストーブの使用状況が違う
薪ストーブの使用状況は各家庭によって様々です。
一日中焚く家庭もあれば、週末だけ焚く家庭もありますよね
つまり、薪の消費量が多ければ、それに比例して煤やタールも溜まります。
僕の家は共働きになって、薪の消費量が減ったので、煤やタールの量も減っていました
1年間に使用する薪の量の目安は、こちらの投稿を参考にしてください。
煤やタールの量は薪の消費量に比例する
使用する薪の種類が違う
薪の種類もそれぞれの家庭によって違いますよね。
薪の種類は、針葉樹と広葉樹に分けられます。
針葉樹と広葉樹の特徴はこちらです。
- 広葉樹・・・油分が少なく着火しにくいが、煤やタールの量は少ない。
- 針葉樹・・・油分が多く着火しやすいが、煤やタールの量は多い。
煤やタールなどの掃除の面を考えると、針葉樹は悪い印象になるかもしれませんが、着火する際は杉やヒノキが向いています。
最近は針葉樹OKの薪ストーブも販売されているので、薪ストーブを選ぶ際は選択肢に入れても良いと思います。
まとめ
今回は、煙突掃除が本当に1年に1回で良いかについて、解説しました。
各家庭の薪ストーブや煙突の状況に合わせて掃除のスケジュールを考えると良いと思います。
初めの1年目はシーズン中に煤やタールの溜まり具合を確認すると、その後、安心して薪ストーブを使用できると思います。
今回の投稿が皆さんの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
- 煙突の形状、設置状況が違う
- 薪ストーブの使用状況が違う
- 使用する薪の種類が違う
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