薪ストーブ生活がスタートして一番初めに作ったのが、車庫の両サイドに設置した薪棚でした。
この薪棚には長い間、屋根を設置していませんでした。
その理由は、薪棚の屋根の代わりに車庫の軒を長めにしていたので、雨や雪が当たらないだろうと考えていたからです。
東側の薪棚は母屋の屋根もあるので、濡れませんでしたが、西側の薪棚は雨に濡れて、冬の時期は薪の上に雪が積もっていました。
そこで、今回は西側の薪棚に屋根を設置する事にしました。
以前の記事で2×4で作る簡単な薪棚の作り方を紹介しました
どれくらいの薪が必要か分からない人はコチラを参考にしてください
使用した材料
今回、屋根を付けるのは長さが1820mmの薪棚と3640mmの薪棚です。
この記事では3640mmの薪棚の屋根の作り方を紹介していきます。
それでは、今回使用した材料はこちらです。
- ホワイトウッド 2×4 6フィート(1820mm) 4本
- 赤松 45mm×45mm×560mm 8本
- 赤松 30mm×40mm×3740mm 3本
- 2×4サポート金物 5個
- ポリカーボネート波板 655mm×706mm 7枚
- 木材保護塗料 キシラデコール 4L (オリーブ)
- ビス 1式
波板の枚数はどうやって計算したらいいの?
簡単に計算する方法があるよ!
山から山のピッチが32mmの波板の計算方法は
(波板を張る場所の幅-80)÷ 575=必要な枚数
※575mmは重ね幅(2.5山で80mm)を引いた波板の働き幅です
薪棚の延長が3640mmで、片側の軒を100mm出したいので、
(3640+100-80)÷ 575=6.36…
6枚では足らないので、波板は7枚必要となります。
木材を切断して塗装する
木材を必要な長さに切断し、木材保護塗料を塗っていきます。
木材保護塗料は木材を日光や風雨から守り、長期間木材を保護し内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。
薪棚が長持ちする為にも、必ず塗りましょう。
梁材と垂木を塗装していきます。
※写真の材料は1820mmの薪棚の分も含まれています
横桟はポリカ波板に直接当たるので、塗料による波板の劣化を考慮して塗装をしませんでした
梁、垂木、横桟の組み立て
梁は1820mmを2本をサポート金物で繋ぎます。
もちろん、12ft(3650mm)を使っても問題ありません。
次に梁を設置します。
この時に、屋根に梁1本分の勾配が付くように薪棚の柱にサポート金具を使用して梁を固定します。
次に垂木を固定していきます。
垂木のピッチは450mm以下位ですね。
実はこの垂木の設置位置が間違っています。
皆さんは解りますか?
両端の垂木が手前の柱の上に載っていますよね?
そのせいで、両端の垂木だけ勾配が変わってしまっているのです!
僕は波板を設置した時に気付いて直しましたが、皆さんも気を付けてください。
次に横桟(赤松30mm×40mm)を設置します。
この時に横桟は端の垂木より100mm外に出しました。
横桟のピッチは300mm~450mm位OKです。
まだ、垂木の間違いに気付いていませんね…。
波板の設置
最後に波板を設置して完成です。
基本的な波板の張り方を紹介しておきます。
完成しました!
端部の垂木も修正してあります。
最後に
薪棚に屋根が必要かどうかは、色々と意見が分かれるところですが、僕の考えは、
「屋根が無くて困る事があっても、屋根があって困ることは無い」
いくら乾燥した薪でも、使う直前に濡れていては、燃やしてもなかなか温度が上がりませんし、煙もたくさん出るので、ストーブにも良くないですよね。
なので、薪棚には屋根を付けて、常に燃やせる状態の薪を準備しておけると良いと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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