
皆さんはシーリングファンって知っていますか?
天井に設置してある大きな扇風機の事です。
過去にもシーリングファンの役割について紹介しています。

暖房時は上向き、冷房時は下向きに回すのが一般的と言われています

僕の家もシーリングファンを設置していますが、薪ストーブを使用している冬より夏に扇風機の代わりに回す事が多い状況でした。
冬に使わなかった理由は、体感であまり変化が感じられなかったから・・・。
今回は温湿度計を使って、実際にシーリングファンの効果があるのか調べてみました。
結果
それでは、早速結果を発表します。
- シーリングファンを上向き⬆️に回転したら、温度と湿度に大きな変化は無かった。
- シーリングファンを下向き⬇️に回転したら、温度と湿度が変化した。

えっ!シーリングファンの説明書と違う!
薪ストーブ歴7年目にして、初めて知る事実でした。
それでは、解説していきます。
測定方法

用意するもの
- デジタル温湿度計(子機センサー3つ付属)

こちらの温湿度計を使用します
子機センサーが3つ付属しているので本体と合わせて、4箇所の温湿度が同時に測定できます
温湿度計を設置する
天井付近と床付近での温度を測定したいので、以下の場所に温湿度計を置きます。
- 親機 :薪ストーブの前
- 子機1:天井付近の梁の上
- 子機2:リビングの床付近
- 子機3:ロフト
どれくらいの範囲までシーリングファンの効果があるのか調べる為にロフトにも温湿度計を設置します。
調べ方
- ストーブが良く燃えて天井付近と床付近の温度差が大きくなったら温度と湿度を測定する。
- シーリングファンを上向きで運転する。
- 20分毎の温度と湿度を測定する。
- シーリングファンを下向きで運転する。
- 20分毎の温度と湿度を測定する。
測定結果
測定した結果がこちらです。
まずは温度の変化から。

- シーリングファンを上向きに回しても、それぞれ大きな温度変化は無かった。
- シーリングファンを下向きに回したら、ストーブ前、天井付近、ロフトの温度が1℃以上下がり、床付近の温度は少し上昇した。
- シーリングファンを下向きに回した方が、全体的に温度差が少なくなり、効果がある事が解った。
次に湿度の変化はこちら。

- シーリングファンを上向きに回しても、それぞれ大きな湿度変化は無かった。
- シーリングファンを下向きに回したら、ストーブ前、天井付近、ロフトの湿度が約2%程度上がり、床付近の湿度は約1%下がった。
- シーリングファンを下向きに回した方が、全体的に湿度差が少なくなり、効果がある事が解った。

あくまでも僕の家での結果なので、結果はそれぞれの家によって変わってくると思います
まとめ
今回の測定で僕の家では、暖房時はシーリングファンを下向きに回した方が効果があることが解りました。
その理由として以下のことが考えられます。
- 吹き抜けで天井が高い為、上に回してもうまく暖気が循環されない。
- 片屋根で天井が斜めの為、上に回してもうまく暖気が循環されない。

今回の結果からも解るように、家の間取りや構造によって、シーリングファンの効果が変わることが分かりました。
だから、測定結果は各家庭によって変わると言えます。
もしも、シーリングファンを暖房時に使っていても効果が感じられなかったら、回転方向を変えてみると良いと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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